万斛庄屋公園メイキングプロジェクト

団体紹介

2018年5月20日(日)『1日解放デー』の写真

2018年5月20日(日)『1日開放デー』の写真

貴重な歴史を未来に残すために。

私たちNPO法人「旧鈴木家跡地活用保存会」は、かつて地域の人々に親しまれた庄屋屋敷である旧鈴木家屋敷跡地を未来に残すため活動をしています。

浜松市東区中郡町にある、家康の時代以前から続いているこの屋敷跡地(現存する建物は一部を除き明治期以降のもの)の広さは約14,000m² /4,300坪。2010年に屋敷内の8棟の建物と共に所有者の方から市に寄付されました。その後2015年、この跡地の公園化に当たって、市主宰の「公園を考えるワークショップ」が開催され、「子どもを含めた多世代が集える公園」「子育て世代が集う公園」という公園のあり方が決められました。

しかし、屋敷門を除くその他の建物は、明治期から現代にかけて一部改修がされており、文化財には指定されないとの理由や、都市公園施設としては保存改修費や維持管理費がかかりすぎるという理由から撤去の方向となりつつありました。そのような流れを受け、「伝統的日本家屋を後世に財産として残したい」「屋敷の佇まいに触れ、古き良き時代の暮らしを感じてほしい」「歴史の中で、子どもたちに元気いっぱい遊んでほしい」「学校帰りの子どもや、子育てママや、高齢者の居場所をつくりたい」という思いから、“NPO法人 旧鈴木家跡地活用保存会”を設立いたしました。

その后敷地内の4棟(母屋離れ屋弓道場射場弓道場的場)の、市の扱いは「存続に向けた検討中(保留)」となり、NPO法人 旧鈴木家跡地活用保存会では、改修方法、改修費用の調達方法を検討してきていました。

2020年12月 浜松市が事業者を公募

このような私たちの想いを受け止め、2020年12月、浜松市は「地域の歴史が残るこの土地に、古風な佇まいを残しながら、市民の憩いの場を整備し、市民協働で作り上げる公園のモデルの1つとしていきたい」という考えの下、「母屋離れ屋弓道場をできる限り古き良き景観を残しながら改修し、かつ、これらを活用しながら公園の利用促進と地域の活性化につながる運用をすべく、建屋の改修及び運営を実施する事業者を公募設置管理(Park-PFI)制度により募集する」運びとなりました。そして、2021年2月事業予定者が決定されました。
[浜松市HPより 発表の募集時の記事]
[浜松市HPより 万斛庄屋公園の利活用に関する公募結果の公表について]

つきましては、いままでの建屋改修の為の寄付のお願いは中止し、今後は多世代交流拠点として公園を利用した活動の支援の寄付をお願いする事となりました。従前建屋修復の為の寄付をおよせいただいた方々には、ご了承いただき、多世代交流拠点としての活初支援金として活用させていただきたく、合わせてお願い申し上げます。

活動履歴

2011年
(平成23年)
  • 5月「旧鈴木家跡地活用準備会」発足
  • 地元住民らと屋敷内の草刈、樹木の枝打ち、剪定(毎月1回、合計60回、のべ650人が参加)
  • 屋敷内の約3,000点の古文書整理・解読(週2回、のべ1,500人以上が参加、1,000点は未整理)
  • 地元住民を対象に屋敷説明会を実施(6回、合計来場者3,000人)(2011年~2012年)
2012年
(平成24年)
  • 3月、浜松市東区役所1階の市民ホールで旧鈴木家の歴史と収蔵品の展示会を開催(2017年1月にも開催し、合計来場者3,500人)
2013年
(平成25年)
  • 4月「旧鈴木家屋敷跡地活用協議会」発足
  • 地元小学校6年生の野外授業としてカリキュラム化(毎年1回、累計600人以上が参加、講師を担当)
2014年
(平成26年)
  • 屋敷跡地の一部、1,000坪を地元住民らと約150人工をかけてグラウンドゴルフ場として整備(2018年の利用者は、のべ8,000人にのぼる)
2015年
(平成27年)
  • 弓道場射場を地元住民らと約200人工かけてグラウンドゴルフの合間の休憩場として改修
  • 地域住民らと花の会を組織し、敷地内数か所に花壇を設置
  • 季刊の広報紙を発行(現在まで18号を発行)
2016年
(平成28年)
  • 3月「NPO法人 旧鈴木家跡地活用保存会」発足
  • 4月、地元の14の自治会長とで「多世代交流拠点づくり委員会」を組織、子育て支援、児童の居場所、多世代交流、収蔵品管理、高齢者の居場所の各分科会で2018年5月まで21回に及び討議
  • 広場に地元住民から寄付された数十のこいのぼりをあげる(近隣の幼稚園の野外活動の場として利用されている)
2017年
(平成29年)
  • 積志地区自治会連合会(39の単位自治会加入)に協力して、積志村、浜松市合併60周年記念事業として積志村の歴史講演会、旧鈴木家屋敷見学会、そして浜松市東区区役所市民ロビーにて積志村歴史資料展示会を実施した。
2018年
(平成30年)
  • 浜松市の「みんなのはままつ創造事業」助成事業として「公園予定地一日開放デー・けっこい笑顔百万斛作戦」浜松市協力の下、3回実施。子ども、ママ・パパ向け自由に遊べる一日を提供。屋敷敷地内が遊べる公園、使える公園として活用できることを訴える。来場300人。
  • 屋根梁の腐食により崩落の危険が高まった弓道場の的場をハウジングアンドコミュニティー財団の助成を得て浜松市の協力の下、地域住民で改修。工事に合わせて母屋の改修、活用を訴えた。のべ60人参加。
  • 2014年に開設したグラウンドゴルフ場の利用者は、のべ25,000人に達した。
2019年
(平成31年)
(令和元年)
  • 2月、浜松市の「みんなのはままつ創造事業」助成事業として〈公園を使いこなす為の意見交換会(フォーラム)〉実施。参加者97名
  • 10月、流通元町図書館と共催し、幼稚園児、小学校低学年を対象に絵本、ビッグブックの第1回「読み聞かせ会」を実施。47名参加
  • 11月、浜松理科教育研究会と共催し、第1回「ミニ科学の祭典」。幼稚園児、小学校低学年を対象に簡単な理科教材の組み立て体験を実施。55名参加
2020年
(令和2年)
  • 11月、流通元町図書館と共催し、幼稚園児、小学校低学年を対象に絵本、ビッグブックの第2回「読み聞かせ会」を実施。73組231名参加
  • 11月、浜松理科教育研究会と共催し、幼稚園児、小学校低学年を対象に第2回「ミニ科学の祭典」を実施。52組、48名参加。

団体概要

名称 NPO法人 旧鈴木家跡地活用保存会
活動分野
  • 社会教育の推進
  • まちづくりの推進
  • 学術・文化・芸術・スポーツの振興
  • 子どもの健全育成
設立 2016年(平成28年)3月
会員構成 正会員23名/賛助会員42名(2018年9月末現在)
代表者 村木 正彌
連絡先 〒431-3111 静岡県浜松市東区中郡町699-1 村木方
TEL: 053-434-1877
E-mail contact@mangoku-park.com
万斛庄屋公園
所在地
静岡県浜松市東区中郡町980
[Google MAP(公園駐車場)]
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公開情報
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